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総合歯科治療
当院では、歯が壊れていったそもそもの原因であるカラダのバランスを考慮した咬みあわせ、審美治療、インプラント、マイクロスコープでの根管治療などを踏まえた上で、デザインし、治療を行います。
以下の8項目をチェックし、必要に応じて治療計画をデザインし、スケジュール通りに治療を進めていきます。
1.インプラント
歯が左右に同じ本数なければ、バランスを欠いてしまいます。結果的にからだのバランスを崩すことで歯が再度崩壊していきます。それを防ぐためにしっかりと下顎の力を支えるためにインプラントが必要となります。
インプラントはただ単に埋めるというだけでは、さらに歯を失ったりインプラント周囲炎になってまた歯を失ったりします。当院では、Nobel Biocare社のXガイドナビゲーションシステムを利用しています。からだのバランス、顎の運動のあるべき軌跡を元に歯があるべき場所を特定し、その歯の根本であるインプラントの埋入されるべき位置を決定し、Xガイドナビゲーションシステムを利用して設計どおりにインプラントを埋入しています。
2.根管治療
保険治療で根管治療が成功しておらず、根尖部に病巣があるままでセラミックなどの被せ歯をすることは、何も意味がありません。根管治療を経験した歯は、平均18年の寿命といわれています。そのために根管治療をより精度の高い治療をする必要があります。通常保険治療での根管治療成功率は約30%で3本治療してうまくいって1本しか成功していません。その状態の上に精度の低いコアやかぶせ歯をしても歯が長く持つはずがありませんよね。
詳細は、顕微鏡治療(マイクロスコープ治療)をご参照ください。
3.審美、歯肉
前歯は見た目の印象を左右させる、対人関係において大切な要素のひとつです。
ずっと前歯の見た目を気にしておられた方のご希望をお伺いしてご満足のいく見た目になるように設計、処置を行います。かぶせ歯の縁の部分を歯ぐきの中に設定し、歯ぐきの形をつくる技術(ティッシュスカルプティング)の応用やオベイトポンティック、セミオベイトなどの技術の応用、そしてそれでも対応できない場合は、結合組織や遊離歯肉を移植、矯正治療の応用によって美しい歯肉と歯を創造します。
4.歯列
歯並びはそもそもの歯が壊れてしまった原因ですので、治療はマストである場合が多いですが、患者さまとの協議の上で了承を得られた場合は、矯正治療となります。治療を受けられる患者さまであるあなたがより長い期間問題が生じない歯や顎、全身の健康をお望みでしたら、必要な処置かもしれません。歯があるべき位置に配列していることで顎があるべき軌跡を辿り、その結果、からだのねじが補正されていくことでより、健康な状態を維持しやすくなります。当然のことながら咀嚼はしやすくなり、食いしばりなどから解放されることで余計な筋肉がそぎ落とされ、ほっそりしたお顔になります。
こどもの矯正治療について詳しくはこちら>>
大人の矯正治療について詳しくはこちら>>
5.レジン充填
上の前歯などかぶせ歯をするほどではないし、ラミネートするほど歯を削りたくない、でも昔保険で受けたレジン充填が変色していたり、むし歯ができていたりという場合にマイクロスコープを用いて高い精度で治療を行います。マイクロスコープを使用したレジン充填では、虫歯の再発を極力防ぐ工夫、色合いをしっかり合わせる工夫、材料を使用してかぎりなくもとの状態の歯に近づけます。そして何より、継ぎ目の部分を徹底して研磨することで磁器のように茶渋などが着きにくくなり、むし歯が再発するリスクを極限まで減らすことができます。
6.咬む面の形態
ここは当院がもっとも心血を注いで行っている部分です。歯は使うことで片減りを起こしていたり、歯並び、年齢によってもへたっています。結果、咀嚼のスピードや回数の低下、無意識の噛みしめや顎関節症、頭痛などの種々の症状を引き起こします。天然歯の場合は、なるだけ山と谷がしっかりある状態に溝をきってあげたり、減ってしまった山を足してあげることで、咀嚼機能を改善することが期待できます。また、かぶせ歯の場合は、そういう歯を狙って作成していくわけです。矯正治療前提である場合は、尚のこと歯をその方その方のオリジナルの形を模索し、技工士さんと協議しながら徹底的に理想的な形で作製するようにしています。素材は、ハイブリッドやセラミック、ジルコニア等ありますが、インレー、アンレー、クラウン等においてすべて院長が厳しい目でチェックし納得した場合のみセットするようにしています。
7.プロビジョナルクラウン
プロビジョナルとは、歯を削ってから最終的に出来上がるクラウンなどの補綴物が入るまでの間に装着する、仮の歯のことです。ですが、ただの仮歯ではなく、最終補綴物が入るまでに歯肉の状態を整えたり、かみ合わせのバランスの調和までを目的とするものになります。上記の歯の咬む面の形態は、クラウンにおいても同様なことで通常の仮歯とは違い、治療後の顎の運動をイメージし、よりあるべき顎の運動、からだのバランスにマッチした顎の運動ができるように仮歯を作製し、実際に患者さんの歯にセットして問題が発生しないか確認した後にそのプロビジョナルクラウンをデジタル的にコピーして本歯を作っていくようにしています。
8.カラダのバランス
上記のすべての作業はからだのバランスがまっすぐである前提でないと時間をかけてゆっくり壊れていくことになります。患者さまにおきましては、なるだけバランスが崩れない生活習慣でいていただきながら、場合によっては、スプリント等を用いてバランスを補正し、すべての治療を行うことにしてます。カラダにあったバランスに顎の位置を合わせることでなんとなく体調が悪かったり、耳鳴り、めまい、頸椎症などを代表とする種々の症状を寛解させることができます。また、治療後のバランスの後戻り等も意識してバランスを崩さないための装置も併せてご提案しています。
からだバランス咬み合わせについて詳しくはこちら>>
以上1~8の項目を常に徹底してスタッフ全員で共有し、常に誠実で「うそ」のない歯科治療を心がけています。